自然周期体外受精勉強会

体外受精等の妊娠率

体外受精など高度生殖医療では、どれくらい妊娠するのでしょうか?下記に、日本産婦人科学会が発表した、5年分の妊娠率の表を掲載します。
まとめますと、

  • 採卵あたりの妊娠率は、約20%強。
  • 移植あたりの妊娠率は、25〜30%程度。

採卵した全ての場合で、良好な受精卵となり移植できるとは限りませんので、移植あたりの妊娠率に比べ、採卵あたりの妊娠率のほうが当然低くなります。

人工授精の妊娠率が、約5〜10%であるのに比べると、妊娠する確率は飛躍的に高くなるといえます。

体外受精(新鮮卵。顕微受精は除く)

平成16年 平成15年 平成14年 平成13年 平成12年
採卵あたり 21.6% 22.9% 22.9% 21.7% 21.0%
移植あたり 29.5% 29.8% 28.9% 26.8% 25.8%

顕微授精(新鮮卵)

平成16年 平成15年 平成14年 平成13年 平成12年
採卵あたり 17.8% 20.5% 20.0% 20.2% 20.3%
移植あたり 25.9% 26.9% 26.2% 25.7% 24.9%

凍結融解胚(顕微授精含む)

平成16年 平成15年 平成14年 平成13年 平成12年
移植あたり 31.2% 31.6% 27.7% 25.9% 24.8%